【現役医学生が解説】医学部受験はいつから準備するのが正解か

医学部受験に向けた準備はいつから必要になるのか

医学部を目指す受験生にとって、受験勉強をいつから始めたら良いのかは、とても気になるテーマですよね。
医学部受験の出題範囲は膨大かつ難易度が非常に高いので、少しでも早く受験勉強を始めておくに越したことはありません。
特に、中高一貫の進学校に通う人は、親が教育熱心なケースが多く見られます。小学校3~4年生くらいから進学塾に通って、中学入試に備える人が標準的だと言われています。
僕も小学校4年生から中学受験のために、塾に通っていました。

実際、医学生には、私立の中高一貫校出身の学生が多いです。
この傾向は、国公立か私立かに関係なく、どの大学の医学部にも共通しています。
医学部を志望する受験生には、両親など身内が医師だといった理由で、幼少期から医師を目指している学生がたくさんいます。

大学受験について考え始めるタイミングがとても早く、医学部受験への意識も高いです。
そのため、中学受験をして中高一貫校で学ぶことを選ぶ傾向があります。
さらに、周りに成績優秀で医学部を志す友人が多い環境に影響を受けて、徐々に医学部を意識し始めるという人も少なくありません。
いずれにしても、医学部に合格する人の多くは、幼少期から進んで勉強する習慣を身につけています。

そして、医学部受験に限った話ではないですが、大学受験は小学生、さらには幼稚園頃からの積み重ねです。
明確にいつから準備するのが正解などというものはありません。とはいえ、遅すぎることはあっても早すぎることはないのも事実です。

時間的・金銭的に余裕があるのならば、将来を見据えて医学部に特化した勉強を早めに始めておいて損はないでしょう。

医学部予備校に通うことを視野に入れましょう

既に中高一貫校に通っている人は、学校で先取り学習のカリキュラムが組まれていることと思います。
出題範囲が広く難易度の高い医学部受験において、この先取り学習はとても有利です。
ただ、授業のスピードについていけず、置いてけぼりにされてしまう可能性があります。
また、高校受験がないために中だるみが起きやすいですね。これは、中高一貫校のデメリットです。

一方、公立校に通っている人にとって、自分一人で先取り学習を進めていくのは至難の業。
医学部予備校では、受験本番から逆算してカリキュラムが組まれているので、限られた時間で効率よく力をつけることが可能です。
自分一人でスケジュール通りに学習するのは大変ですが、医学部予備校側ではしっかりとスケジュール管理をしてくれます。
各教科ごとの勉強法や参考書の使い方なども、丁寧にアドバイスしてもらえますよ。
漏れや遅れが出ないよう、着実にカリキュラムをこなしていけるので安心です。
入試直前になると、医学部予備校では大学別の対策講座が実施されます。

過去問や入試傾向を分析して作成された模擬試験で、より本番に近い形で訓練できます。
予想問題が的中するケースもあって、僕は入試本番で思わず小さくガッツポーズしちゃいました。

医学部受験をするなら、ぜひ医学部予備校に通うことを視野に入れましょう。

医学部専門の予備校に通うメリットと、選び方に関しては「現役医大生が教える!札幌の医学部予備校選びのポイントと通うメリット」の記事を参考にしてみて下さい!