医学部受験を目指す中学生のメリットと勉強方法とは

中学生から医学部受験のために対策するメリット

医学部受験を見据えた勉強を、中学生のうちから始めておくのはメリットがとても多いです。
実際に、難関医学部に合格している人の多くが、中学生の時から勉強を始めています。

今回は、中学生から医学部受験のために対策するメリットについて解説します。

確実に難関大学合格を目指せる

中学生の頃から勉強をしてきた人とそうでない人では、高校1年生の時点で既に大きな差が生まれてしまっています。
特に顕著なのが、医学部受験で重要科目となる数学と英語です。
中学生から医学部受験に向けた勉強をスタートしていると、高校生になった頃には毎日コツコツ勉強する習慣が身についています。

また、モチベーション維持や体調管理なども含めた、高い自己管理力が備わっているはずです。
そのアドバンテージで、確実に難関大学の医学部合格を目指せます。

医学部以外への進路変更もできる

医学部受験に必要となる科目は、数学(数学3まで)、理科(2教科)、英語です。
もし、高校生になってから医学部以外に進学したいと考えるようになり進路変更したとしても、不利になることはありません。むしろ、有利になることの方が多いくらいです。
どのような進路を選ぶにも、医学部を目指して早くから勉強を始めていることは大きな貯金となります。

高校生活を楽しむ余裕が生まれる

医学部を目指す受験生の中には、高校2年生あたりから慌てて受験勉強を始める人もいます。
医学部受験に必要な科目は多く、出題範囲が広いため、にわか勉強では到底追いつきません。
時間が足りず、手遅れになる部分が出てきます。

でも、中学生の頃から医学部を目指して勉強を始めていれば、急に詰め込み型の勉強をしなくて済みます。
時間的にも精神的にもゆとりが生まれるので、貴重な高校生活の3年間を受験勉強だけで終わらせることなく、部活などとの両立も可能。

医者になるには道のりが長いので、途中で燃え尽きてしまわないよう、無理のないペースで勉強するのが成功の秘訣ですよ。

医学部受験のために中学生がやるべき勉強

国公立大学の医学部に現役合格者をたくさん出している中高一貫の進学校では、先取り学習しているところが多いです。
中1・中2で中学生で習う全範囲を履修し終えて、中2・中3では既に高校で習うカリキュラムに入った学習をスタートしています。
ここからは、医学部受験のために中学生がやるべき勉強について、学年別に解説します。

中学一年生

中1で習う範囲プラス、中2で習う半分くらいまでは先取りするつもりで勉強することを目安にしてみてください。
全ての科目を同じペースで勉強するのは難しく感じる人や、時間的に厳しいと思う人は、数学や英語から優先的に取り組むと良いでしょう。

おすすめの参考書・問題集
*数学
・「体系数学シリーズ」
・「チャート式体系数学シリーズ」
*英語
・「くもんの英単語1500 (スーパーステップ)」
・「くもんの中学英文法―中学1-3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)」
・「くもんの中学英文読解―中学1-3年 (スーパーステップ)」
・「くもんの中学基礎がため100%シリーズ 文法編」
・「くもんのハイレベル中学英語―文法・作文 スーパーステップ」

中学二年生

中2では、中2で習う範囲プラス、できれば中3で習うところまで先取り学習するのを目安にしてみてください。
おすすめの参考書・問題集は、1つ前の見出しで挙げたものと同様です。

中学三年生

中3では、高校で習う分野の先取り学習を始めてみましょう。もちろん、できる範囲で大丈夫です。

おすすめの参考書・問題集
*数学
・「基礎問題精講1A」
例題、演習問題の習得を中心に。
・「やさしい高校数学2B」
読み込み、習得を目標に。
・「基礎問題精講2B」
例題、演習問題の習得を中心に。
・「合格る計算1A2B」
徹底的に習得を。
*英語

・「英単語DUO」
暗記メインで。
・「ネクステージ」
徹底的に習得を。

医学部予備校に通うことは圧倒的に有利

中高一貫の進学校に通って先取り学習をしているライバルたちと同じような勉強法を、公立校の中学生が独学で進めていくのは非常に困難です。
医学部予備校では、実績と経験豊富なプロの講師によるハイレベルな授業が受けられます。
また、多くの医学部合格者を輩出してきたノウハウと、膨大なデータを基にしたアドバイスが特徴です。
早くから医学部予備校に通って受験勉強を始めることは、医学部受験において圧倒的に有利になります。

医学部予備校に通うメリットについては現役医大生が教える!札幌の医学部予備校選びのポイントと通うメリットの記事で詳しく紹介しています。

まとめ

医学部に合格するためには、理系科目を中心に全教科の基礎をきちんと習得することが何よりも重要。
科目間で偏りが出ないようバランスを取って学習することが大切です。
僕は中学時代はサッカーに明け暮れていて、本格的に受験勉強を始めたのは高校に入ってからでした。中学から始めていれば、もっと楽だっただろうと思います。
少しでも早くから勉強を始めておくことは、医学部受験においてアドバンテージとなります。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。