現役医学部生が教えるおすすめ化学参考書と勉強法【完全版】

医学部受験におすすめの化学参考書

医学部受験においては、問題自体はさほど難しくないのに、試験時間に対して問題数が多い傾向がよく見られます。
ミスをしないよう、正確に速く解くのが重要になってきます。
中でも、化学は中学から大学入試直前までの積み重ねが特に重要な科目です。

今回は、医学部受験におすすめの化学の参考書をご紹介します。

「エクセル化学総合版」

画像引用元:https://is.gd/QPEYAX

「エクセル化学総合版」は、とにかく解説がわかりやすいと評判です。
市販の参考書ならイチ押し!僕も「エクセル化学総合版」を使っていました。
学校で配られる「セミナー問題集」と同じで、問題集チェックとして使うのが効果的です。

セミナー問題集だけで十分だという人は、無理に買わなくても良いでしょう。

「宇宙一わかりやすい化学」

画像引用元:https://is.gd/yuLVef

「宇宙一わかりやすい化学」は、キャラクターやイラストがたくさん入っているので、パッと見て親しみやすさがあります。
文字ばかりが羅列されている参考書が苦手な人には、特におすすめです。

化学の教科書は、「無機化学」の分野がごちゃごちゃしていてわかりづらいですよね。
でも、この参考書では種類分けして書かれているので、すごく覚えやすくて納得できる1冊だと思います。

「化学 標準問題精講」

画像引用元:https://is.gd/IvQAqd

「化学 標準問題精講」は、王道と呼ばれる参考書のひとつです。
解説冊子と問題冊子の2冊に分けて使うことができます。掲載問題のチョイスが秀逸で、本当に良問揃いです。

また、問題に関する知識が整理された「精講の」部分が素晴らしく、知識を素早く復習するのに最適。
基礎から応用への実践手順も解説されているので、応用力も身につきます。

現役医学部生おすすめの化学勉強方法

化学の勉強で大切なのは、基礎を徹底的に理解して、無機化学・有機化学・理論化学をバランスよく勉強すること。
数学が得意なら理論化学を、暗記が得意な人は無機化学・有機化学で点数が稼げるよう意識して取り組むと良いでしょう。

講義型参考書と問題集を併用して勉強するのがおすすめです。
ここからは、化学の具体的な勉強方法をお伝えします。

①参考書で化学の基礎を徹底理解

まず、参考書を使って化学の基礎を徹底的に理解しましょう。
基本的な用語の定義や、化学の現象・本質を理解するのが大きな目的です。

公式の意味、具体的な使い方などを正確に暗記していくところからスタート。
「宇宙一わかりやすい化学」は、視覚的な見やすさで理解を助けてくれます。
逆に、テキストは文字派だという人には、文字主体の構成とスタイリッシュ&冊子の薄さが特徴の「Doシリーズ」がおすすめです。

②基礎問題集を解く

次のステップは、基礎問題集を解いて基礎固めです。
基礎〜標準レベルの問題が網羅されていて、暗記事項もわかりやすく整理されています。基礎固めに最適な問題集だと言えます。

注意点は、単に公式に当てはめて答えだけわかれば良いという考え方ではダメだということ。
何をしたらどんな現象が起こるのかを、明確にイメージしながら公式の本質を学ぶのが重要なポイントで、理解を深めるコツです。

③応用問題集を解く

基礎問題集が終わったら、次は応用問題集です。「化学 標準問題精講」には、医学部入試の化学に必要な問題が厳選されています。

ただし、基礎の習得が完了していないうちに取り組んでも、中途半端な理解にしかならなず、知識の上滑りが起こるので要注意です。
基礎がしっかり身についてから取り掛かるようにしましょう。

化学の参考書に+αで医学部予備校なら確実に力がつく

画像引用元:https://medicalforest.com/

今回ご紹介した参考書を使っての勉強に加えて、医学部予備校に通って学べば、より確実に力がつきます。
医学部専門の予備校では、医学部受験に特化した無駄のないカリキュラムで効率よく勉強できます。

医学部予備校には、これまでの医学部入試の出題傾向などを分析した膨大なデータがあり、合格率を高める受験ノウハウが豊富です。
医学部入試において化学はとても重要な科目なので、ぜひしっかり対策を立ててくださいね。

もしも医学部予備校に通う場合、気になるのは医学部予備校の選び方。
これに関しては現役医大生が教える!札幌の医学部予備校選びのポイントと通うメリットの記事で詳しく紹介しています。